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「早くその時が来て欲しい」
「だんだん退屈になってきた」
「どんとこい、陣痛」
…などと考えていた妊娠の超後半。
はい。
今はとても、そんなこと口に出せません。
あの極限の疲労、傷、恐怖は…
本当に、このかわいい赤ちゃんが目の前にいなければ、毎晩悪夢にうなされそうです。
(実際、病院での産後2晩は震えがガタガタきて寝られませんでした。興奮と、一人きりという状況も関係あったとは思いますが。。)
自然分娩で済みましたが、“安産”ではなかったです。
母子手帳に記載された分娩時間は24時間強ですが、前駆陣痛だか陣痛だか分からない、寝られないくらいの痛みが始まってからの時間は36時間(1日半)ほどかかりました。
何しろ子宮口がなかなか開かない。
妊娠後期、ずっと「柔らかくなってきている」と言われ続けたまま全然開いてなくて、
4月11日の朝5時半に入院した時点で1、5cm開大。
陣痛は5分~7分間隔で多少バラつきながら来ていました。
一睡もできず陣痛を逃しながら耐えること半日。
ようやく子宮口4cm開大まできて、陣痛も3~5分間隔で来るように。
しかぁし!そこからがまた長い!!
「4cmまで長いでしょう」と言われていたのでここからは早いのかと思ったら全然違っていて、
11日中の出産はなさそうな雰囲気に。
でも、陣痛は3分間隔で来ているし…苦しい、しんどい、寝られない!
早く生むために陣痛の最中スクワットする人がいるなんて、信じられない!
陣痛って、痛みがスッとひく数分間は普通にしていられるんですが、
波が襲ってきたときはもう、何もできないんです。
ひたすら腹式呼吸をしてお腹をマッサージ。
パグ夫くんが仮眠をとりながら優しく見守ってくれていたんですが、
ちょうど波が来ている時に汗を拭こうと水でしぼったタオルを足にベチャッと当ててきた時はマジギレしました!!
そこで興奮もピークに達し、看護士さんに様子を聞かれてもゼェゼェ言って答えられず、
(痛みの最中に話しかけるなよ!)
遂には“ボケーッとする薬”なるものを処方されてしまいました。
多少痛みが遠退いて眠れるようになるとのこと…。
疲れと緊張で子宮口が余計に開かなくなるから、と言われ
信じて飲んでしばらく待つと、なんとか陣痛の合間に仮眠が取れるようになったのです。
そして12日未明。
子宮口7cm開大。
陣痛3分間隔。
お腹にNST(赤ちゃんの心音と陣痛の波をチェック)をつけて分娩台に寝かされ、その時を待ちます。
隣の分娩台では経産婦らしき人がお産をサッサと済ませていましたが
初めてナマで聞くその瞬間に圧倒され、恐怖を覚えた瞬間に私の陣痛が遠退いたような…?
2、3時間分娩台で陣痛に耐えたのに、その後子宮口をチェックしたら…
7cmのまま。
ショック。。。
この時点で本当に気力が萎えきってしまいました。
「イタイイタイ」と叫んだりせずひたすら辛抱していたのに、
遂に「もうイヤ!!!」という気分になってしまったのです。
お腹に機械をつけて分娩台に仰向けになっているのって、
ベッドより硬くて寝心地が悪いしお腹がさすりにくいし、本当にしんどいのです。
その上、子宮口が全然開いてない。
「いつまでここにおらなアカンのですか!」
「ベッドへ行かせてください!」
と訴えて、すぐ分娩台に一番近い、すぐ隣のベッドに移させましたよ。全く!
いつの間にか12日の朝が過ぎていました。
子宮口8、5センチ開大。
遂に先生に
「破水させるか、促進剤を打つかします」
と言われ、またショックを受けます。
昼近く、再び分娩台に移動。
先生が足元で、今まで見たことのない器具を持って待機しています!
私 「何をするんですか!?」
先生「破水をさせます。」
私 「破水をさせると、どうなるんですか!!??」
先生「強い陣痛が来るようになりますからね。」
そそ、そうなんだ…。
これより痛みが強くなるのかと思ったらキョーフだけど、イヤでもなんでも、もうやるしかない。
何か固そうなもので突っつかれ(怖)、
しばらく待つと本当に今まで以上の大きな波が!!!
お腹をなでたくらいではどうしようもない。
下腹部が中からつきあげられるよう!
体をまっすぐ保つことができなくて、分娩台の上でねじれまくりです。
昼過ぎ、9、5cm開大。
「もうすぐですよ」と先生の言葉。
また隣の分娩台で出産間近の人がいきみ逃しをしている・・・・
その陣痛の間隔が、私より短い気がする。
そして、全開大・・・・・・助産士さん登場、
「15分後からいきみましょう」との声が聞こえてきました。
まだか!?まだいきめないのか!?
強烈な陣痛を15分耐え、いよいよいきんでもいいとなったのに
疲れすぎて陣痛の波が来ない!
陣痛の間隔が長いと思ったのは気のせいじゃありませんでした。
陣痛の合間が長すぎて、いきんでも赤ちゃんが出てこない!
先生登場。
ばちんばちん。会陰切開。
鉗子。
掻き出される感覚がものすごく気持ち悪い。
出てこない。
お腹を押す役目の看護士さんが更に加わる。
ぐいぐいお腹に乗られ、掻き出されながら、
両手両足で必死に上半身を起こし、吐く息をこらえにこらえていきむ。
出てくる!
かすかに赤ちゃんの後姿が見える。
へその緒が緑色にながーーーく伸びたその先に、赤ちゃんが高く高く持ち上げられました。
そんなところです。
書いてて辛くなってきました。おえ。
カンガルーケアで赤ちゃんが胸の上に乗っているときは、なにやら信じられないような気持ちでした。
これが本当に私の赤ちゃんなんだ…。
長い長い時間がかかりましたが、どこにも変調なく、元気に生まれてきてくれました。
赤ちゃんと触れ合いながら、闘いが終わった解放感、安堵、興奮、いろんな感情がないまぜになっていましたが
一番大きかった感情は
『感謝』
だったかもしれません。
(カッコイイこと言った…けど、とにかく「終わった」ことへの感謝かな?)
パグ夫くんは、涙を浮かべていました。
しわくちゃだった赤ちゃんも、翌日にはこんなにきれいな顔になりました。
今は私の後ろで、おっぱい飲んで、すやすやおねんねしています^^
本当にすごい経験をさせてもらっています。
娘、ありがとう!
「だんだん退屈になってきた」
「どんとこい、陣痛」
…などと考えていた妊娠の超後半。
はい。
今はとても、そんなこと口に出せません。
あの極限の疲労、傷、恐怖は…
本当に、このかわいい赤ちゃんが目の前にいなければ、毎晩悪夢にうなされそうです。
(実際、病院での産後2晩は震えがガタガタきて寝られませんでした。興奮と、一人きりという状況も関係あったとは思いますが。。)
自然分娩で済みましたが、“安産”ではなかったです。
母子手帳に記載された分娩時間は24時間強ですが、前駆陣痛だか陣痛だか分からない、寝られないくらいの痛みが始まってからの時間は36時間(1日半)ほどかかりました。
何しろ子宮口がなかなか開かない。
妊娠後期、ずっと「柔らかくなってきている」と言われ続けたまま全然開いてなくて、
4月11日の朝5時半に入院した時点で1、5cm開大。
陣痛は5分~7分間隔で多少バラつきながら来ていました。
一睡もできず陣痛を逃しながら耐えること半日。
ようやく子宮口4cm開大まできて、陣痛も3~5分間隔で来るように。
しかぁし!そこからがまた長い!!
「4cmまで長いでしょう」と言われていたのでここからは早いのかと思ったら全然違っていて、
11日中の出産はなさそうな雰囲気に。
でも、陣痛は3分間隔で来ているし…苦しい、しんどい、寝られない!
早く生むために陣痛の最中スクワットする人がいるなんて、信じられない!
陣痛って、痛みがスッとひく数分間は普通にしていられるんですが、
波が襲ってきたときはもう、何もできないんです。
ひたすら腹式呼吸をしてお腹をマッサージ。
パグ夫くんが仮眠をとりながら優しく見守ってくれていたんですが、
ちょうど波が来ている時に汗を拭こうと水でしぼったタオルを足にベチャッと当ててきた時はマジギレしました!!
そこで興奮もピークに達し、看護士さんに様子を聞かれてもゼェゼェ言って答えられず、
(痛みの最中に話しかけるなよ!)
遂には“ボケーッとする薬”なるものを処方されてしまいました。
多少痛みが遠退いて眠れるようになるとのこと…。
疲れと緊張で子宮口が余計に開かなくなるから、と言われ
信じて飲んでしばらく待つと、なんとか陣痛の合間に仮眠が取れるようになったのです。
そして12日未明。
子宮口7cm開大。
陣痛3分間隔。
お腹にNST(赤ちゃんの心音と陣痛の波をチェック)をつけて分娩台に寝かされ、その時を待ちます。
隣の分娩台では経産婦らしき人がお産をサッサと済ませていましたが
初めてナマで聞くその瞬間に圧倒され、恐怖を覚えた瞬間に私の陣痛が遠退いたような…?
2、3時間分娩台で陣痛に耐えたのに、その後子宮口をチェックしたら…
7cmのまま。
ショック。。。
この時点で本当に気力が萎えきってしまいました。
「イタイイタイ」と叫んだりせずひたすら辛抱していたのに、
遂に「もうイヤ!!!」という気分になってしまったのです。
お腹に機械をつけて分娩台に仰向けになっているのって、
ベッドより硬くて寝心地が悪いしお腹がさすりにくいし、本当にしんどいのです。
その上、子宮口が全然開いてない。
「いつまでここにおらなアカンのですか!」
「ベッドへ行かせてください!」
と訴えて、すぐ分娩台に一番近い、すぐ隣のベッドに移させましたよ。全く!
いつの間にか12日の朝が過ぎていました。
子宮口8、5センチ開大。
遂に先生に
「破水させるか、促進剤を打つかします」
と言われ、またショックを受けます。
昼近く、再び分娩台に移動。
先生が足元で、今まで見たことのない器具を持って待機しています!
私 「何をするんですか!?」
先生「破水をさせます。」
私 「破水をさせると、どうなるんですか!!??」
先生「強い陣痛が来るようになりますからね。」
そそ、そうなんだ…。
これより痛みが強くなるのかと思ったらキョーフだけど、イヤでもなんでも、もうやるしかない。
何か固そうなもので突っつかれ(怖)、
しばらく待つと本当に今まで以上の大きな波が!!!
お腹をなでたくらいではどうしようもない。
下腹部が中からつきあげられるよう!
体をまっすぐ保つことができなくて、分娩台の上でねじれまくりです。
昼過ぎ、9、5cm開大。
「もうすぐですよ」と先生の言葉。
また隣の分娩台で出産間近の人がいきみ逃しをしている・・・・
その陣痛の間隔が、私より短い気がする。
そして、全開大・・・・・・助産士さん登場、
「15分後からいきみましょう」との声が聞こえてきました。
まだか!?まだいきめないのか!?
強烈な陣痛を15分耐え、いよいよいきんでもいいとなったのに
疲れすぎて陣痛の波が来ない!
陣痛の間隔が長いと思ったのは気のせいじゃありませんでした。
陣痛の合間が長すぎて、いきんでも赤ちゃんが出てこない!
先生登場。
ばちんばちん。会陰切開。
鉗子。
掻き出される感覚がものすごく気持ち悪い。
出てこない。
お腹を押す役目の看護士さんが更に加わる。
ぐいぐいお腹に乗られ、掻き出されながら、
両手両足で必死に上半身を起こし、吐く息をこらえにこらえていきむ。
出てくる!
かすかに赤ちゃんの後姿が見える。
へその緒が緑色にながーーーく伸びたその先に、赤ちゃんが高く高く持ち上げられました。
そんなところです。
書いてて辛くなってきました。おえ。
カンガルーケアで赤ちゃんが胸の上に乗っているときは、なにやら信じられないような気持ちでした。
これが本当に私の赤ちゃんなんだ…。
長い長い時間がかかりましたが、どこにも変調なく、元気に生まれてきてくれました。
赤ちゃんと触れ合いながら、闘いが終わった解放感、安堵、興奮、いろんな感情がないまぜになっていましたが
一番大きかった感情は
『感謝』
だったかもしれません。
(カッコイイこと言った…けど、とにかく「終わった」ことへの感謝かな?)
パグ夫くんは、涙を浮かべていました。
しわくちゃだった赤ちゃんも、翌日にはこんなにきれいな顔になりました。
今は私の後ろで、おっぱい飲んで、すやすやおねんねしています^^
本当にすごい経験をさせてもらっています。
娘、ありがとう!
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