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07/05
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総走行距離
38900km
(長崎県松浦市)
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私はタロット占いができます(笑)

と言っても、タロット占いに関する1冊の本でも読んで勉強した訳ではないし、占う時もお客さん(友達ですが)の前で「えーーっと…」とマニュアルを開いて確認しながらやる始末で、およそ正しい占い師の姿からはかけ離れています。
使っているカードも子どもの時に本屋さんで買った大アルカナカード22枚だけ、スプレッド(展開法)も忘れがち…。

理論もなけりゃあ霊感もない、そんな自分の占いなんて、正直、信じちゃあいないんですが、遊びであっても人の運命に関することを口にするのは大ごとなので、一応、緊張感と責任感をひしひしと感じながら占ってはいます。
逆にいえば、遊びではやってはいけないことかもしれません。
いえ、遊び気分では私は人を占うことはできません。

大真面目にやっているというだけで、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」な私のタロットは、もちろん、一銭もいただけるようなものではありませんが、なぜか時々「当たる!」と言われますし、自分でも「あれ?当たってる??」と驚くケースがあります。

「偶然」や「確率」、または詐欺的な手法(上級者は心理トリックを用いて当たっていると思い込ませる。そんな技を知らない私レベルでは単なる推論とかこじつけ、相手について知っていることを喋るだけとか、相手の反応に合わせて答えを変えていくとか)に帰してしまえばそれまでですので、あえて、タロット占いそのものに何らかの当たる理由があるという前提で考察してみたいと思います。

自慢じゃないがワタシは、今まで正月に田舎へ帰らなかった試しが一度たりとも、ない。
「普通は誰でも帰るものだ!」と、どういうわけか頭から決めてかかって疑わなかったようで、毎年律儀に餅をつき、朝もはよから初日の出を見てきた。
が、よくよく考えてみれば、ワタシ以外の姉たちは海外旅行に行くだの何だので帰っていない年もあるじゃないか。
最近ではその傾向が顕著になり、正月だというのに家族が揃わない。
まあ、それぞれ大人になって家庭を持っているのだから、当たり前なのだが。

姉たちがいないと何が困るって、ヒマなのである。
ヒマを持て余して食っちゃ寝、食っちゃ寝で太る一方なのである。

あれですよ。
正月といえば、家族みんなで“大ゲーム大会”を行うものと、相場が決まっているではないか!(ですよね皆さん?) 
花札に百人一首、カブに麻雀に人生ゲーム…。
なのに、メンツが揃わない。
だからとってもヒマなのだ。

この場合、「家族で」ということが非常に大切である。
なぜならば!
友人や親戚相手だと

「勝つまで続ける」

とか、

負けて大いにキレる」

とか、さすがにそんな子どものような真似はできないからだ。

そう、“大ゲーム大会”の醍醐味は、「いかに敵愾心をむき出しにして闘うか」という点にある。
もちろんそんな真の闘士は、家族の中でも末っ子のワタシだけだったという記憶もまた、あるのだが。
最近では、やっと人が集まったと思って声をかけても、ノッてこなかったりする。
まったく、哀しいことである。

衰退する一方の“大ゲーム大会”…そんな諦観ただようワタシの前に、今年、キラ星のごとく颯爽と現れた少年がいる。
6つになったばかりの甥っ子である!
彼は外国暮らしなのだが、なんと花札と、そして百人一首の札を使って行う「坊主めくり」を知っているというのだ。

この「坊主めくり」、我が家では独特のローカルルールを採用している。
全国共通と思われる基本ルールは、

①男性札が出たらそのまま手札にする
②坊主札が出たら手札を場に返上する
③姫札が出たら場に出ている札を全て手札にできる

というものだが、地方により扱いが異なることが多いのが「天皇札」だ。
カラフルな台座にお座りあそばしている天皇さん、ワタシたちはこの札が出たらどうするかというと、お互いの手札を「奪い合う」のである。

これが、非常にスリリングで楽しい!

めくった札が天皇札だと分かった瞬間、自分の手札を片手で守り、すかさずもう片手で敵の札をさらいにかかる。
判断力と瞬発力が必要とされる高度な技である。

更に興奮をかきたてるのが「おてつき」ルールだ。
間違って誰かの手札を奪ったり、自分の手札を守ったりすると、全ての手札を返上しなければならない。
当然の流れとして、あたかも天皇札をめくったかのように振舞う技巧派も登場する。
巧妙な演技のかけ合となる訳である。
そのため、全員が目を皿のようにして、めくる瞬間の山を注視する。
天皇札の中には、なぜか台座の半分が簾らしきもので隠されて見えづらい絵もあるので気を許せない。
そこには、普通の坊主めくりにはない緊張感がヒシヒシと漂っている。

どうやら甥っ子もこのゲームがお気に入りのようで、日本のお友達にもしきりに説明しながら勧めてまわり、用意周到にも持ち歩いていた百人一首で対戦が叶えられ、大いに喜んでいた。

彼らの対戦を見ていて面白かったのが、昔のワタシたちの反応がそっくりそのまま、母から子へと伝えられていたことだ。
その代表は「蝉丸
坊主の中でも異例のその容貌、その名前、そして覚えやすい歌(「これやこの…」)により、めくって出ればいつも大騒ぎの大興奮だった彼なのだが、やはり甥っ子も登場するたびに「あっ、セミマルだぁ~いやぁねぇ」と、半分喜んでいる。
そして「うなじ
坊主の中に数枚、後ろを向いて生っちろいうなじをさらしている輩がいるのだが、これは非常に蔑まれており、めくってしまった者は「うなじ坊主~」とバカにされるのである。
やはり、同じ反応を示す甥っ子。

試しに、甥っ子とその男友達に姉2と混じって対戦してみた。
姉2は天皇札での奪い合いが昔から得意であったが、その腕は今も衰えていない!
子ども達をよそに、姉妹の戦いの火花が散る


父親も参加したが、めくる時にいつもズルをする。
ズルなのか不器用なのか判然としないが、めくったカードが他のメンツに全然見えないのだ!
お決まりのように「もう~、ちゃんとめくってよ!」と(主にワタシの)怒声が飛ぶ。
全員に等しく見えるよう、すばやくクルリと山の上で札を返すのが、正しい闘士の姿である。

姉1は長女だからなのか、年々、ゲームに熱くない人になってしまったのだが、この時は珍しく参加。しかしブランクが大きすぎたのか非常に動きが鈍くなっている。
すかさず手札を奪いつくし、更には天皇札をめくったフリをして騙し討ち、見事におてつきをする姉1!爽快すぎる闘いにすっかり夢中になったワタシは、相手にならない子ども達を完全に無視

気づけば、甥っ子と友達が、どっちが先に手をついたかで言い争っている。
裁定を求められたワタシは大いに弱り、

「あ…ごめん、どっちが速いか、(全然)見てなかったよ…」
と打ち明けた。

 
そろそろ、大人になった方がいいのであろうか。
中二病(ちゅうに・びょう)。

名前のとおり、中学2年生の頃に発症しやすい「熱病のような病」とされているが、ご存知の方は少ないだろうと思う。
しかし、驚いたことにウェブ上のフリー百科事典ウィキペディアにも掲載されており、ごく一部には市民権を得ている言葉のようである。

ワタシがこの病を知るに至ったのは、2ちゃんねるの“まとめサイト”を検索していた時である。
この巨大掲示板は「便所の落書きのよう」と常に強い批判にさらされていて、また実際そのとおりなのであるが、時に、嘘か誠か、ダイヤモンドの原石のようにキラリと光る一連のコミュニケーションが成立することがあるようだ。
そういった原石は有志の手によって読みやすくまとめられ、“まとめサイト”に保存され、2ちゃんねらー以外の多数の閲覧者の間に網の目状に拡がってゆくこととなる。
映画やドラマにまでなった「電車男」はその好例であろう。


最近知ったのだが、2ちゃんねるでは中学生のことを
「厨房(ちゅうぼう)」
と呼ぶらしい。
むろん、「中坊」の漢字変換過程で生まれた用語だろうと想像がつくが、そうした蔑称を用いるような状況が特にネット上でしばしば展開されたのだろうということも、匿名性が保たれた文字だけの特殊な環境に思いを馳せればよく分かる。
思ったことを何でも書けるが、少しでも“隙”を見せれば見知らぬ大多数の人からモーレツな突っ込みが飛び交う。
その“隙”だらけの投稿者こそ、「厨房」…中学生に限らず、ガンダムでいえば
「坊やだからさ」
と揶揄の対象になる人々なのだ。

その厨房らに顕著な“勘違い的”思考方式が、掲示板への書き込みに収まらず、実生活の中に発現したものが「中二病」だ。
具体例をまとめたサイトがこちら。

http://www.geocities.jp/sittodesuka/

ワタシはこのサイトを読みながら、笑いに笑った。
笑い狂ったと言っていい。
ちなみにお気に入りのエピソードは「エン!」である。
ワタシも、劇薬や実験道具が保管され、怪しさと危険に満ちた(と思い込んでいた)理科室が大好きだった…。

このまとめサイトをこれほど楽しめたのは、ワタシの中に「共感」の念があったからに違いない。

 そう。ワタシも、中二病だったのだ。

と言っても、教室で突然に奇声を発するような類の派手さはない。
主にマンガを元にしたバカバカし~い空想のほとんどは、少ないながら仲間を得て、幸いにもその仲間内でほそぼそと終始した。


やはり、身をよじるほど恥ずかしいのは、一人きりでやってしまった行為である。

当時、私が最も「カコイイ!」と思っていたのは、世界文学全集を読み漁ることであった。
余人が近づかない図書館のその一角にうっとりとした表情で眺め入り、ケース入りの分厚い1冊を手当たり次第に借りては、10分間の短い休み時間でさえ食い入るように読んでいた。
もしワタシが教師なら、
こんな生徒にはなるべく関わりたくない感である
周りでは男子どもが走り回って騒々しいし、人目を気にしたそんなポーズでちゃんと頭に入るはずもないのだが。

そういえば、そんなワタシに対抗してかどうか知らないが、「一度に2冊でも3冊でも読める」と、机に数冊の本を並べ、それぞれ1ページずつだか1行ずつだか同時に読んでいるお友達もいた。
その子は速読自慢でもあり、ワタシも「○○ちゃんはすごい」と宣伝してはいたが、内心、ロクな読み方じゃないとせせら笑っていた。余談。

もちろん、時間も情熱も共に豊富だったあの頃に読めて本当に良かった、と今考えても大満足な本もある。
それは、いい。

問題は、内容はさることながらタイトルさえ覚えていないのに、なぜか必死で読んでいた“あの”本である。
世界文学全集の1冊だった“あの”本は、どういうわけか、そりゃあもうとびきり、難読漢字が多かった。
1ページ中1つは読めない漢字があったほどだったと記憶している。
例えば、「恰も(あたかも)」、「畢竟(ひっきょう)」、「況や(いわんや)」、「剣呑(けんのん)」など…読み方が分かっても意味が分からんじゃないか!という言葉もしばしば。
不親切な訳者がいたものである。
そこで常に広辞苑を横に置いて読んでいた訳であるが…。
やっちゃったのです。
その難読漢字ひとつひとつが載ったページに、
「次にこの本を読む方へ…」
とお手製の“解説しおり”を挟んでしまったのです。
あー恥ずかちぃなあ、もう。

お節介にも、読み方と意味をいちいち書き込んで残してあげた訳だ。
イヤらしいところは、微妙なムズカシさの漢字にはしおりを挟まず、「この程度ならワタシは読めた」という事実(虚栄?)を伝えようとしたことである。
あぁーーってムズ痒くなる気持ち、分かってくれるだろうか。

そんな小細工が後世の誰かに伝わると思い込んでいる逞しい妄想力に、身をよじって赤面してしまうのである…。

“あの”本は、一体、なんという文学作品だったのであろうか…。

そして、お手製しおりは、今も残っているのだろうか…。

本を開いた誰かに、「中二病」とはやし立てられながら、破棄されたのであろうか…。
 
まさかとは思うが、自分の名前を書き残すという愚行に及んでいないかどうか。
今となっては、その1点だけが非常に気がかりなのである。
 
「ヒルフェ!」

これは先のドイツ旅行で覚えたドイツ語である。
往路、機内のゲームに入っていた、ややつまらない外国語講座で、基本単語を念仏のように唱え続けた結果、頭に残った言葉のひとつだ。

意味は“助けて”。

英語なら「ヘルプ!」。

残念ながらといおうか、幸いといおうか、ドイツでこの言葉を口にする機会はなかったが、
「ヘルプ!」
と言うよりは常に切羽詰った語感を持ちながら、
「助けて!」
と言うよりは何か間が抜けた響きを兼ね備える…ワタシにとってはそんな印象深い単語であった。

通勤電車の中で突如襲いくるウンチョスの、腹部を突き刺す刺激をこらえにこらえる心情は、「ヘルプ!」でもなければ「助けて!」でもなく、
「ヒルフェ!神様、ヒルフェ!」
…と男泣きに泣く様子が、どうもしっくりくる。
さすがお医者様の言葉、ドイツ語である。

さて問題のお腹の急降下、一般的に女性よりも男性の方が罹患率が高いそうな。
それは我が家のパグ夫の様子を例にとっても如実に分かることで、トイレに駆け込む姿なんかしょっちゅう見かける。
通勤時間はさぞかし地獄だろうと思っていたらその通りで、九州に引っ越す直前は恐怖のあまり電車に乗れなくなるところであった。

ある晩、帰宅後のパグ夫は、やつれさらばえた顔でこう語った。

「今日はもう、ホンマに、限界ヤバかった…」


便意が、である。

「括約筋では抑えきれない勢いで…」


などとこちらまで肛門あたりがムズムズするような恐ろしいことを言うので、

「まままさか、もらしたんじゃ…」


と問い詰めると、フッと笑みを浮かべて答えるのであった。

「いや、それは大丈夫。幸い、壁際に立ってたから、

尻と尻の肉を壁で押さえつけて、なんとか封じ込めたよ…」




「それ、もれてるんとちゃうんか!?」



ああ、ヒルフェ、ヒルフェ・・・・・・。
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