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3連休は由布院へ行ってきました。
由布院の前に、まずは別府・高崎山へ。
野生のニホンザルが2000頭近く生息しており、餌付けされている群れを観察できるのです。
それにしてもなぜ、由布院のような癒しスポットへ行くにあたって、こんな恐怖のサル山に立ち寄らねばならぬのか…。
それは、パグ子VS動物の構図にすっかりメロメロのパグ夫のせいであります。
小さい頃サルに泣かされた経験のある私は気が進まず、別府のワニ地獄はどうか?うみたまご(高崎山の麓の水族館)はどうか?などと提案してみたのですが、
「やっぱりパグ子は動物と触れ合えんとつまらんで~」とのことで、しぶしぶ同意。
確かに、動物と対面したパグ子は、ハズレなしに面白い反応を見せてくれます。
“さるっこレール”に乗って山中へ。
車窓から山を見ると、はやくも数頭のサルがうろちょろしています!
そしてモノレールを降りれば、んもう、サル、サル、サル!あっちもこっちもサルです!糞がくさいです!
ちょっぴり圧倒されている様子だったパグ子ですが、いつも通りすぐその場に慣れ、徐々にサルと距離を縮めていきます。
そして暑さにお疲れなのか、じーっと座り込んでいる年配のサルを発見。
「サルは危ないから触るのやめときな!」と声をかける私を無視して、
「よしよし、ってしてあげな~」と猫なで声を出すパグ夫。
パグ夫のにこやかでふくよかな顔に安心したのか、パグ子はサルに向けていた人差し指をぐいーーーっと突き出しました。
すると。
キキキッ!(訳:なんだオマエ!)
「あぶなーいっ!」
と駆け寄ったハハ、間に合わず。
パグ子、サルに手でペシッ!と手で払いのけられました…。
私を見上げたパグ子の顔が、なっさけな~い「ヘ」の字口に。
慌てて確認しましたがケガはなく、サルの手の爪も全く伸びていなかったので、ホッと胸をなでおろすと同時に、パグ夫と顔を見合わせて大笑い。
最近、とみにたくましく生意気になって、こんな情けない頼りない表情を見せてくれたことがなかったので、もう本当に可愛くなって心からヨシヨシしてあげました。
サルの真っ赤な顔で歯をむき出して威嚇され、本気で怖かったのでしょう。
でも、普通の1歳児だったら大泣きしてそうなところですが…。
その後の立ち直りも早く、パグ夫に励まされつつ、やや慎重さを見せながらも果敢にサルと触れ合い、高崎山を堪能したパグ子。
いよいよ由布院だ~とばかりに車に乗り込むと、なんか、クサイ。
おむつを交換したからかな?と思いながらしばらくドライブした後、ふと後部座席のパグ子を振り向くと、
サンダルの底にべっとり、くすんだ緑色の粘着質の物体が…。
サルのウンチを連れてきてしまったようです。
こんな小さい足で、よりによってウンチを踏んでしまうとは
またまた両親、大笑い。
そして由布院のお宿へ。
中心街から少し離れた山中にある今回の温泉宿を選んだのも、ヤギやチャボが飼育されているのを知っていたから。
記帳を済ませたら、すぐさまヤギのいるお庭へ急ぐパグ夫。やる気満々です。
ここでパグ子の両親の対動物スキルを簡単にご紹介しますと、
パグ夫は相当、動物には強いみたいで、ヤギでも馬でも牛でも平気で触ります。
対して私、パグ主人は、過去の様々な経験から動物に対する警戒心は人並み以上に強いものがあります。
上記のサル、然り。
幼い私がポケットに入れていたティッシュを狙ってモーレツな勢いで追いかけてきたニホンザルの恐怖は、今でもありありと思い出すことができます。
奈良公園でも宮島でも、にっくき鹿に追い詰められたり、尻を噛まれたり。
しつこく追ってくる野良犬からの逃避行も忘れられません。
最近では阿蘇山にて、牛に頭突きをかまされました。痛かったです。
ついでながら私の実姉は豚に追いかけられたことがあるというツワモノです。
そんな両親から生まれたパグ子、昨日までは明らかに父親の性格を受け継いだかのごとき動きをしていたのですが、
高崎山のサルから教訓を得たのか、どこか用心深い様子でヤギに近づいていきます。
手も、出したり、引っこめたり。
見つからないようにと思ったのか、雄ヤギの後方に回り込んでそっと手を伸ばしました。
と。
パグ子のすぐ目と鼻の先から、ポロポロと黒豆のようなものが…。
雄ヤギ、もよおしてしまったようです。
お尻から次々と転がり出る糞をボケーッと見守るパグ子。
すんでのところで、つまみそうになるのを阻止。危ない、危ない。
雄ヤギに全く相手にされなかったパグ子、今度はせっせと食事中の雌ヤギの方へ向かうと、
メエエエェェェ!(訳:邪魔、邪魔!)
頭突きをかまされ、すってんころりん。
尻もちついて、またしてもなっさけな~い表情でフエフエ言っています
という訳で、今回はパグ子には散々な、哀愁の動物紀行となりました。
が、思い出のビデオがたっぷり撮れたパグ夫はホクホク顔。
帰宅してすぐにハードディスクに撮りこむ素早さにはあきれました(ちょっとは片づけんかい)
再生して3人で楽しんで、旅行の終わり。
これだから、旅はやめられません。
お金がちっとも貯まらないけど、また次の休みに向けて夢を膨らませています。